エクセル関数実践編−sumif関数の条件指定時の注意点スポンサード リンク page 2
セルの書式と条件の関係さて、前回はエクセルでsumif関数の条件の指定の仕方について書いていきましたが、今回はsumif関数の条件を記述するにあたって注意すべき点について書いていきたいと思います。 エクセルのセルの書式には大きく分けると数値型と文字列型がありますが、sumif関数の条件指定記号には文字列型と数値型の区別をしているものとしていないものがあります。それを分類したのが下の表です。
以下、具体的にみて行こうと思います。 条件の指定と書式の関係の例スポンサード リンク 以下のようなデータがエクセルに入力されているとしましょう。
そのときに、エクセルの各セルに下記のような式を入力するとそれぞれ、次の赤色のセルが条件を満たし、それに対応する緑色のセルの合計がとられます。 例1
=sumif(A2:A11,"=1",B2:B11)
「1」に等しいものを文字列型・数値型のセルの両方から検索するため、計算結果は17となります。 ※等号を入れても入れなくても同じ意味になります。 例2
=sumif(A2:A11,"<=2",B2:B11)
スポンサード リンク 2以下のものを数値型のセルから選ぶ結果、計算結果は3となります。この際、A6セルの「1」もぱっと見ると2以下に見えますが、文字列型のセルであるため、そもそも検索対象とならず、A6セルに対応するB6セルは合計されません。 例3
=sumif(A2:A11,"1*",B2:B11)
「1」で始まるものを文字列型のセルから選ぶ結果、計算結果は48となります。この際、A2セルの「1」もぱっと見ると1から始まっているように見えますが、数値型のセルであるため、そもそも検索対象とならなりません。 例4
=sumif(A2:A11,"=*3",B2:B11)
最後が「3」で終わるものを文字列型のセルから選ぶ結果、計算結果は32となります。この際、A4セルの「1」もぱっと見ると1から始まっているように見えますが、数値型のセルであるため、そもそも検索対象とならなりません。 例5
=sumif(A2:A11,"<>*3",B2:B11)
これについては、動きを2段階で考えていきましょう。
sumif関数の使い方目次
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