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sumif関数について新しい解説ページを作りました。
このページよりも、かなり詳しく解説していますので、ぜひご覧ください!

エクセル関数実践編−sumif関数で楽に集計をする

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エクセルで集計をする際の問題

エクセルで普通に足し算で集計をすると大変

今回はエクセルで普通にやると大変なことが、sumif関数を使うと楽にできてしまう、というテクニックを紹介したいと思います。

例えば、下記のような表がエクセルに入力されているとしましょう。

      ABC
1魚の種類数量     
2まぐろ 5 
3たこ 15 
4かつお 8 
5あじ 10 
6いか 30 
7いわし15 
8さんま25 
9うに 12 
10     

これを適当に分類して集計すると?

さて、ここでエクセルの機能を使って、上の8つの魚たち(一部魚じゃないのもいますが)を、「赤身の魚(まぐろ、かつお)」、「青物(あじ、いわし、さんま)」、「その他(たこ、いか、うに)」というふうに分類して、数量を合計してみましょう。この際、どのようにして、合計をとりますか?


一番簡単には、下のように、エクセルの足し算の機能を使えば、合計がとれますね。

      ABC
11種類数量 
12赤身の魚=C2+C4→13と表示される
13青物=C5+C7+C8→50と表示される
14その他=C3+C6+C9→57と表示される


緑色のところを入力した結果、C12セルには「13」、C13セルには「50」、C14セルには「57」と表示されます。

でも、例えば、エクセルに元のデータが100個くらい入力されていた場合には、上のように足し算の式を入れていくというのはとても大変そうですよね?それに、手作業でもれなく集計をする、というのも大変です。そこで、エクセルのsumif関数をうまく使って、集計が簡単にできるような工夫をしてみましょう。



集計キーを作る

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エクセルのsumif関数を使うと、ある条件を満たす「条件セル」に対応するセルの合計をとることができます。そこで、例えば、集計対象(1行目から9行目)について、集計のキーとなる値を入力してみるとどうでしょうか?例えば、C列にそれぞれの魚の種類に対応する集計項目の名前(「赤身の魚」、「青物」、「その他」)を入れてみましょう。

      ABC
1魚の種類数量    集計項目
2まぐろ 5赤身の魚
3たこ 15その他
4かつお 8赤身の魚
5あじ 10青物
6いか 30その他
7いわし15青物
8さんま25青物
9うに 12その他
10     


これでsumif関数が使える形になりましたね?あとは、sumif関数を使うだけです。



      ABC
11種類数量 
12赤身の魚=sumif($C$2:$C$9,$A12,$B$2:$B$9)→13と表示される
13青物=sumif($C$2:$C$9,$A13,$B$2:$B$9)→50と表示される
14その他=sumif($C$2:$C$9,$A14,$B$2:$B$9)→57と表示される

集計キーを作る:IDを振る

上の例では、集計キーとしては、直接、集計する項目の名称を入れましたが、実際上は、「集計する項目の名称」の変わりに、「集計する項目のID」を割り振って、それを集計キーとするほうが便利なことがよくあります。そこで、最後にこのようなIDを振る方法をご紹介したいと思います。

とはいっても、実のところ、入力方法は、上で紹介したものと、ほとんど違いません。単に、集計キーの欄に文字を入れる変わりに数字を入れるだけです。



まずは、集計欄のほうに数字をふっておきます。



集計欄に通し番号を振る
      ABCD
11通し番号種類数量 
121赤身の魚  
132青物  
143その他  


次に、その集計欄の通し番号にあわせて集計元項目のほうにも通し番号で集計先を指定します。

      ABC
1魚の種類数量    集計先通し番号
2まぐろ 51
3たこ 153
4かつお 81
5あじ 102
6いか 303
7いわし152
8さんま252
9うに 123
10     


最後に、集計欄にsumif関数を入力します。

      ABCD
11通し番号種類数量 
121赤身の魚=sumif($C$2:$C$9,$A12,$B$2:$B$9)→13と表示される
132青物=sumif($C$2:$C$9,$A13,$B$2:$B$9)→50と表示される
143その他=sumif($C$2:$C$9,$A14,$B$2:$B$9)→57と表示される


これで、エクセルを使って簡単に集計することができました。





sumif関数についての具体的な使用例はこちらもご覧ください







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